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グレゴリオ聖歌と透明水彩との出会い

 1995年を中心として、前後3年くらいの間、はがき大の紙に、私は毎日毎日水をふくませ、透明水彩を流し、たらし、しみのような、模様のようなものを描いていった。
 あるとき、妻が大学で使っていたというフランス製のグレゴリオ聖歌集を見つけ、四角い音符と四線譜の美しさにひかれ、いつしかそれを書き写すようになった。
 こうしてグレゴリオ聖歌と透明水彩とが、私の部屋で出会うこととなったわけである。

 

 

 生活の足しにと、これらを手描きのカードとして売ってしまったので、手元に残ったのはほんのわずかとなってしまった。
 おそらく数百枚は作っただろう。今でもこの当時、カードを手に入れた人から、もうないのかと聞かれることがある。

 

グレゴリオ聖歌と透明水彩との出会い 2

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