2001年の絵画帳 1
「乗馬場のスケッチ」 水彩、紙 45.0×38.0
この年は新しい仕事を始めたりしたので、春先までは満足にスケッチもできずにいた。そんな中で、家の近くにある乗馬場の柵を描いたのがこのスケッチと、次のページにある「鳥のさえずり」である。私はバス停からこの乗馬場を3か月の間、毎朝ながめていたのだ。あるときは枯れ草の様子に感動したり、一面の雪に心を動かしたり、だんだんと生えそろっていく緑の草に焦燥感をつのらせたりした。そして、私はこうしたいっさいが、自分の手の中からすりぬけていくように思った。