フォト紀行
山寺、立石寺

「中性院」 Atsushi Kadowaki 2000
秋の山寺へ
山寺、立石寺(りっしゃくじ)へは仙台駅からJR仙山線で約50分。長いトンネルを抜けた後に着く。芭蕉が立ち寄ったことで名高いこの場所へは、こどもの頃、にも来たことがある。夏で、なぜか長いトンネルの途中で電車がしばらく停車した。私は窓を開け、見えぬ進行方向を見ようと首を出した。夏の水の、ぬるぬるとしたしめったにおいがした。それが妙にいいにおいだった。その後再び仙台に住むようになって、また何度かここへ足を運んだ。閑けさを求めて。しかしむろん観光地、秋にもなると、たくさんの人出でにぎわっている(写真は2000年秋に撮影)。

石段をのぼり、山の上へ。
こどもの頃にのぼった時は、すごくたいへんだった記憶があるのだが、ゆっくり歩いたせいかあっという間に上まで着いてしまう。お昼過ぎになって少し人気がなくなったので写真を撮る。もう蝉は鳴いていない。


五大堂、奥の院付近のながめ。
もともと慈覚大師の開いたこの寺は修行の場。切り立った崖のあちこちにほこらが見られる。ふと細道をたどって奥まで行くと、「この先修行の場につき立ち入り禁止」などという立て札が立っていて妙に納得したりする。
