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菜食主義の系譜 (1)

 

Atsushi Kadowaki 1997

    

 ここでは毎回、トラぶん博士の研究、『菜食主義の系譜』を連載していきます。
  今回は第一回目ということもあり、研究の指針についておうかがいしました。

 

第一回 研究の指針

 

 なにぶんぼくはねこなので、入手できる資料も限られていますし、たくさん昼寝もしないといけないので、なかなか研究も進まないとは思いますが、がんばっていきますのでみなさん応援してくださいね。ご意見も募集していますよ。
 それでは今後の研究の方向性について軽く述べてみたいと思います。
  

 ぼくがこのことについて、学問的に研究をしようと思ったのは、自分自身肉を食べないことにしてすでに1年あまりが過ぎ、それがほとんど日常化する中で、なぜ肉を食べないことにしたのかということについて、あまり深くは考えていないことに、今さらながら気づいたからです。なぜ肉を食べないかといった中心的なことがらのほかに、どこまで食べていいのか、それは好みの世界なのか、主義主張の世界なのか、自分以外のものについてはどう考えたらいいのか、といったさまざまな問題がわきおこってきますが、自分としては直感的な、感覚的な世界においてこれを実践してきたきらいがあり、論理的な説明を欠いた世界であることはいなめないな、こうしてホームページのひと隅を使って自分の考えをまとめる機会を持ったわけだから、ここはひとつこれがどこまで学問的な追究に堪えうるものなのか、調べてやろうと昨日あたり突然思いついたわけです。
 昨日思いついたばかりなので、材料も何もなく、直感的に浮かんだ方向性として、とりあえずは既存の菜食主義について調べてみようかと思っています。その形態や歴史、思想。特にぼくが興味をいだいているのは、明治以前の日本では、鳥などの一部の例外を除いて、肉食をしていなかったという歴史があることです(これも本当かどうかわかりませんが)。それが明治期以降、肉食文化を享受していった、そのあたりのことを、庶民といわれる人々の視点から明らかにしていくことができれば、今日どこに行っても肉を食べずに済ますことができないといった状況にまでなったこの社会についての理解の一助になるのではないかと、こう思うわけですにゃ。

Atsushi Kadowaki 2001.3.12  

 

菜食主義の系譜(2)

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